2013年12月16日月曜日

生徒さんは目標を持って通っています。

こんにちは。
スタジオクロノのアニメーション教室です。

巷では、クリスマスやお正月のものが目につき、
年末感が漂ってきましたね◎
忘年会などで慌ただしい師走ですが、
年末年始のゆっくりした時間が待ち遠しいこの頃です(笑。

さて、まだゆっくりできません(笑。
教室の方は、年末ギリギリまで授業を行いますし、
再来週(12/21~23)には冬の集中講座も開催します。
集中講座に興味のある方は、前回のエントリーをご覧ください。
http://chrono-class.blogspot.jp/2013/12/122123.html

今日は、通っている生徒さんの目標について書いてみます。
生徒さん、それぞれは学生だったり、社会人だったりと、
日々、メインの活動がある方が、来られています。

彼らの目標は様々です。
いくつか、目標毎にコメントしてみようと思います。

■アニメ業界に就職したい人~
僕自身も業界の1クリエイターなので、
アニメ作りに必要なスキルは勿論、仕事への心構えなどの
メンタルな部分でもアドバイスしています。

アニメ会社は、とても過酷な現場です。
まさに命懸けです。寝ずの作業は日常。
帰れないというか、会社で寝起きをしている人もいますし、
そうなると当然、プライベートでの友人付き合いも疎遠になります。
家族、恋人がいる方はきっと、遠距離・単身赴任をしている程に
会えないすれ違いの生活になってしまうでしょう。

そういう自分の時間を犠牲にしてでも、アニメ制作に
向き合える人がアニメ屋として適しているのでしょう。
ほんとうに、明けても暮れてもアニメです。
逆に言うと、自分の時間が作れた時はとても大事に出来ます。
オタク的に好きなだけでは、心身共に疲弊してう事になります。

ただし、人によっては意見が違ってくるかもしれません。
今の僕の意見は、一般的な日常がありきでの考え方ですが、
そもそもアニメ制作に命を張ってる方々は、
そんな「浮ついた」思考もないかもしれません。。
または、スキルが高く、さらにスケジュール管理が上手か、
もしくは、良い制作進行のいる会社では、
しっかり、仕事のON-OFFができると思います。
ストイックな世界です。

■作家活動をされたい人~
仕事としてのアニメ制作ではなく、
自主制作として、自分のオリジナルのアニメを作りたい。
そういう方たちも、教室に通われています。
僕の教室では、自主制作クラスで制作中の生徒さんもいるし、
自主制作はまだ出来ないけど、基礎からアニメ作りを学んで、
作品の構想を練っている生徒さんもいます。

自主活動をされている方たちは、就職ではなく、
自分の作品を作る事が目標ですので、
焦らず、じっくり自分のペースが基本です。

今、僕の教室に通われている方の中には、
色んな思いで、通っている生徒さんがいます。
芸術系の学校で学んだことがないけど、
アニメ作りへの憧れをずっと持っていた方。
一方、役職が違う映像業界で働いているが、
アニメの作り方に興味があるので、
1から学んでみたいという人もいます。

あとは、ずっと自主制作アニメを一人でやっている方で、
自己流で何作か作ってきたが、少し行き詰って
構想の段階からアドバイスしている生徒さんもいます。

■創作活動、表現の範囲を広げたい人~
教室に通われる理由は様々だなと改めて思います。
ある生徒さんは、メインでは彫刻をしている人なんですが、
アニメを学ぶことで、自分の表現の幅を広げたいとの事。

こういう動機を聞くと、その貪欲さに頭が下がる思いです。
僕は、教室以外にも、学校の講師をしていますが、
担当しているコースはアニメ学科ではない為、
「本意気」で、アニメに関心がある生徒が少ないのです。

そうすると、あまり熱心に受講しない生徒が出てきます。
それでは、いけません。そういう姿勢はだめです。
自分が別の分野で活動する目標があっても、
何かしら、自分の表現へ取り込めるヒントがあるものです。
習った事が、ジャスト!参考になったという事もあるかもしれないし、
それが切欠となって、自分のアイデアが湧いてくるかもしれません。
学校というのは、一見、自分には関係ない
無駄な授業であっても、色々学べる機会をもらっているのです。

そういう気持ちで、教室の門を叩いてきた訳ですから、
学ぼうとする意欲は、人一倍強いです。
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というわけで、3パターンの生徒さんの目標毎に見てきましたが、
どういう経緯であれ、皆さん、情熱を持っている事に
講師である自分も初心に帰らされる思いで感心します。
この教室を立ち上げた今年の春にも思ったことですが、
こうして、色んな思いで集まった教室の生徒さん同士が、
刺激され合ったり、また教室の外での活動を始められたり、
何かの反応が産まれるのも楽しみな事のひとつです。

来年以降は、教室主催での上映会もやってみたいですね。
定期的な上映活動も作品作りをする人には良い目標になります。

改めて、初心を忘れず、教室を楽しくして参りたいと思います。
今年も残りわずかですが、がんばってまいりまっす◎

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